自分に自信が持てない人の特徴と原因は

あなたは、自分に自信が持てない…と悩む人だろう。

自分に自信が持てないと、その自信のなさがボトルネックになり、様々な場面で不利益を被ることになる。

普段の言動に萎縮が生じる、コミュニケーションが上手く行かない、ひいては(恋愛も含む)人間関係が上手く行かない、実力があっても評価されない…など、社会的な成否に関わることになる。

この悩みを解決するためには、まずは自己と対話し、己を知らなければいけない。

本記事では、自分に自信が持てない人の特徴と原因について書いてみたい。


自信が持てない人の特徴は

無表情+声が小さい

まず、無表情で声が小さい、という特徴がある。

自信がない人には、ベースに「不安」や「恐れ」がある

対人コミュニケーションにおいては、自分の発言や表現が(タイミングも含めて)適切なものだろうか、価値があるものだろうか…という不安がある。

さらに、相手が自分の発言や表現を受け入れてくれるだろうか(聞いてくれるだろうか)、好意的に反応してくれるだろうか、不愉快にならないだろうか、(意見を言うと)否定・批判されるのではないか、間違いを指摘されるのではないか…と恐れてしまう。

軽く見られたり、馬鹿にされるのでは、敬意を払われないのではないか…という恐れもある。

これらの不安や恐れから、当たり障りのないことを小さな声で発言する、ということになる。

そうすれば、自分のダメージを抑えることができる、と考えるんだ。

ネガティブに強く反応する

自分に自信がない人は、ネガティブなことに強く反応しがちだ。

人は誰でも、ポジティブなことよりも、ネガティブなことに反応しがちである。

ポジティブなことは放置しても大事には至らないが、ネガティブなことを放置すると、大事に至るケースがあるためだ。だから、それはそれでいいのだが、<行き過ぎる>というところに問題がある。



たとえば、ブログを書くと様々な意見を頂戴する。

中には、ネガティブな意見もある。こちらが書いたことを全否定するような意見もあるが、自分にある程度の自信がなければ、その意見に強く反応し、深く傷つき萎縮することになるだろう。

当然、(ネガティブに反応しすぎることは)好ましいことではない。

ネガティブに強く反応すると、自己の言動が萎縮することになるよ。

自分を肯定しない

自分に自信がない人は、自分を肯定しない。

たとえば、何らかの成功体験を獲得しても、「自分の実力ではないよ」として、自信の礎(いしずえ)にすることができない。ほめられても、「そんなことはない」と否定して、素直に反応することができない。

自分を肯定しない反動は、「他人も肯定しない」という形であらわれる。

自分を肯定しない<返す刀で>他人も肯定しない、ということだ。

この現象は「補償」でも説明できる。

自分を肯定できない…という欠点を補うために、他人も肯定しないことにして、チャラにしてしまおう…ということだ。好ましくないことだが、自分の中で容易にできることなので、やりがちになってしまう。

※他人だけ肯定する、ということは、悔しくてできない。

自分を肯定できない人は、他人も肯定できない。肯定を尊重に変えても同じだよ。

自分に自信が持てない原因は

否定された経験がある

成長過程で、長期間否定されたり、短期間でも強く否定されると自信が持てなくなる。

わたしが中学生のころだが、クラスメートに自信満々で、授業中に積極的に発言する子がいた。

わたしは、彼のことを「すごいな~」と思っていたが、その目立つ感じが気に入らない…と思う連中もいた。あるとき彼は、その連中から全否定されることになる。そのことをきっかけに、彼は人が変わったように消極的になり、発言することがなくなってしまった。

否定しがちな親の子供でも同様だ。

子供は親に否定されるたびに、自信を培うチャンスを失ってしまう。(ほめよりも)否定しがちな親や指導者の下で、自信を兼ね備えた人物に成長する、というのは、なかなかにむずかしいことなのだ。

※もちろん、例外はあるだろうが、多くの人にとっては無理ゲーだ。

上位者に能力を否定されると、自信を持つことはむずかしいんだ。

拒絶された経験がある

否定と同じような話だが、他人に拒絶された経験があると自信を持てなくなる。

この場合も、長期にわたり複数の人から拒絶されたり、短期でも強く拒絶されるとそうなる。

友達になろうとしてこちらから近づいたが拒絶された、異性にアプローチしたが拒絶された、特に何もしていないのに、拒絶された…という経験があると、自分に自信が持てなくなるのだ。

※余談だが、特に何もしていないのに…というケースは、見た目や体臭などが原因になる。

特に、感度の高い人が拒絶されると、大変なダメージを負うことになるだろう。



自分でそう決めている

自分自身で、「自信を持たない」と決めている。

そう自分で決めているからこそ、自信を持たないあなたがそこにいる

当たり障りのないことを無表情かつ小さな声で発言すれば、自分が傷つくことがない。

※ダメージを最小限で抑えることができる。

大事に至ると困るので、ささいなネガティブなことにも過敏に反応したい。他人を肯定したくないので、自分も肯定しない。そうするためには、自信を持たなければいい、ということだ。

自分の潜在意識で「自信を持たない」と決めているから、自信を持てないのだ。

思考が現実になる、ということだね。

まとめ

本記事では、自分に自信が持てない人の特徴と原因について書いてみた。

このタイプの人の特徴は、1)無表情+声が小さい、2)ネガティブに強く反応する、3)自分を肯定しない、であり、その原因は、1)否定された経験がある、2)拒絶された経験がある、3)自分でそう決めている、になる。

否定・拒絶された経験が原因で、自信が持てない状態になっている…は、そのとおりだろう。

だが、この問題を解決しようと思えば、否定・拒絶された経験を踏まえ、自分自身で、「自信を持たない」と決めるようになった、と考えた方がいいだろう。もちろん、「自信を持ちたい」と思う気持ちはあるが、現状は「自信を持たない」と決めているのだ。

このことを認識することで、<己を知る>ことに近づくことになる。

今回の記事:「自分に自信が持てない人の特徴と原因は」