誰しも、自分を受け入れられない…ということがあると思う。
だが、いつもそれでは人生が上手く回らない。
人生には、自分をいかに早く上手く受け入れて、自分を活かすか…というゲームである、という側面があるためだ。このことに気付かなければ、いつまでたってもさえない人生を回し続けることになる。
自分の人生を好転させたければ、自分を受け入れる必要があるのだ。
自分を受け入れることは
受け入れることは難しい
自分を受け入れることは、簡単なことではない。
自分に関することについては、ネガティブなことばかり目につくためだ。
他人であれば、「すごいな~」、「うらやましいな」と簡単に思えてしまう。だが、自分のことになると、<すごい他人と比較して>「ダメだな~」、「残念な感じだな」と思い、自分を受け入れることができない。
この構図は、自分のレベルが上がっても同じだ。
自分のレベルが上がっても、常に「すごいな~」と仰ぎ見る人はいる。だから、いつまでたってもその構図から抜け出すことができず、自分を受け入れることができない…ということになる。
それ以前に、自分を受け入れない人は、レベルを上げることもむずかしい。
自分を受け入れる方法は
選択の余地はない
まず、「自分を受け入れない」という選択肢はない、と理解する。
人生とは、自分をいかに早く上手く受け入れて、自分を活かすか…というゲームだ。
このゲームに勝とう、あるいは楽しもう、と思えば、「自分を受け入れない」という選択肢を早々に外し、「いかに上手く受け入れるか」ということに集中した方がいい。そして、自分をどう活かせばいいのか…ということを考える。
いつまでも、「自分を受け入れない」としていると、どんどん勝ち目が薄くなるのだ。
自分の味方になる
自分は「自分の味方」になるしかない。
自分が自分の敵になれば、自己崩壊に繋がってしまい全てが上手くいかない。
※息の合わない二人三脚では、いい結果は出ない。
たとえば、あなたが自分の提供する商品やサービスを受け入れなければどうなるか。自分はこんなものを使いたくないし売りたくもないが、顧客に売らなければいけない…となると、売る気はなくなるし売れるはずもない。
成績は上がらずストレスがたまり、会社やビジネスをやめる…ということになるだろう。
人はモノやサービスとは違うけれど、入学、就職、転職や人間関係を構築する際には、ある意味、自分を売って受け入れてもらう、ということが必要になるよ。
受け入れている人は強い
自分を受け入れている人は、とっても強い。
スポーツ選手を観察すると、よくこの体格でここまできたな…という選手がいる。
野球、サッカー、テニス、陸上、相撲、ボクシング…あらゆるスポーツで、例外なくそういう選手がいる。そのスポーツでは不利とされる体格の持ち主が、一流選手になる、ということが普通にあるのだ。
わたしたちは、そういう選手を見ると「体格のハンデを補うだけの人並み外れた才能があるのだろう…」、「自分の参考にはならないな」と思って片付けてしまうが、(もちろん才能はあるにしても)そういうことではない。
わたしは、自分を上手く受け入れて、適切な努力を続けた結果である、と考える。
なぜか堂々としていて、根拠のない自信を持つ人は、自分を受け入れている人だよ。
自分を客観的に観察する
メタ認知を使い、自分を客観的に観察してみよう。
総合格闘家の朝倉未来さんは、小学生のころに自分を客観視するようになったそうだ。
親に撮影してもらった自分の動きをみて、衝撃を受けたそうだ。自分が想像していた動きと、画面に映る自分の動きがまったく一致していない、ということに衝撃を受けたのだ。
あなたも、自分の話す姿を動画で撮って見ると、自分の認知との違いに衝撃を受けるはずだ。
内面でもやってみる
今の話は外面の話だが、内面などでも同じようにやってみる。
自分の長所と短所は何か、どういう場合に上手く行きやすく、どういう場合に当然のごとく失敗しやすいのか、どういう場合に実力が発揮でき、どういう場合に(ボトルネックが障害になり)、実力を発揮できないのか、観察してみる。
何をやるときが楽しくやりがいを感じるのか、心から有能感を得るのか、何をやるときがつまらないのか、やめたくなるのか、無能感を得るのか…ということも観察してみよう。
とにかく、自分のデータを集めて、客観的に評価してみよう。
現実は冷静に受け止める
自分の特徴、自分の行動の結果や自分を取り巻く現実は、冷静に受け止めたい。
嫌なことや理不尽なこと、自分が認めたくないことでも、客観的に冷静に受け止める。
自分を受け入れないことで、それらをなかったことにしよう…とするのではなく、厳しいけれどそれが現実である、として受け入れる。自分が受け入れることで、否定や拒絶したり、こそこそ隠したり…ということをしなくてもいいようになる。
自分の弱さを受け入れる人は強い人である、ということは、感覚的に理解できると思う。
持っているものを磨く
自分が持っているものを磨き上げ、勝負したい。
鬼滅の刃で善逸が炭治郎に対し、「自分の体の寸法とか筋肉のひとつひとつの形は案外きちんと把握できていない。それらすべてを認識してこそ本物の全集中なり」という言うシーンがある。
※善逸の育てのじいちゃんの言葉を引用している。
つまり、己を知りそれを活かす形で集中すれば、爆発的なパフォーマンスを発揮することができるよ、ということだ。そのために、自分を客観的に観察することで特長を把握し、その特長を磨き上げることに集中したい。
持たないものを望むのではなく、持っているものを磨き上げればいい。
まとめ
本記事では、自分を受け入れる方法について書いてみた。
まず、「自分を受け入れない」という選択肢はない。
そんな人を誰が受け入れてくれるのだろうか。もし、受け入れてくれるとしたら、とてもやさしい人か、カウンセラーぐらいだろう。自分は自分を受け入れませんが、あなたは自分を受け入れてください、というのは虫が良すぎるのだ。
甘えは断ち切って、最後のひとりになっても「自分の味方になる」と腹をくくろう。
次に、自分を客観的に観察したい。
内面も外面もよく観察し、結果をテーブルの上に<ありのまま>ぶちまけてみよう。自分が認めたくないことでも、客観的に冷静に受け止める。そうすると、人に欠点を指摘されたとしても、反発することなく「そうだね…」とできるようになる。
最後に、自分が持っているものを努力で磨き上げる。
努力といっても、好きなことや自分が有能だと感じることであれば、自分的には大した努力にはならないので、長く続けることができるはずだ。※他人からみれば、大変な努力になる。
自分の特長を活かすための努力を長く続ける、ということが大事になる。
今回の記事:「自分を受け入れられない…を直す方法がある」
コメント
[…] 前回の記事で、「人生とは、自分をいかに早く上手く受け入れて、自分を活かすか…という競技である」と書いた。自分の能力を最大限発揮できれば、人生が楽しくなる。そして、おのずから結果を伴う実りある人生になる。 […]