自分を受け入れる方法4つ|今、暗く弱い自分でも問題なし

自分を受け入れたいけれど、無理かも・なかなかそうできない…と思う人がいるだろう。

自分を受け入れた方がいいことは明らかだ。

そうしないと、自分に自信が持てず不健康で弱々しく生きる、他人の影響を強く受けながらそんな自分に嫌気がさす、ということになる。人間関係が上手くいかず、影響を受けるが影響力はない。

本記事では、自分を受け入れる方法について書いてみたい。


自分の受け入れは困難…

自分の受け入れは

自分を素直に受け入れることは、かなりむずかしいことだ。

だから、自分を受け入れる方法というテーマで記事を書けるのだが。

そもそも人は、ネガティブなものに強く反応する。生存のための本能だと思うが、自分のことになると、自分の欠点や比較的弱いところに目が行き、「受け入れることができないな…」と感じる。

自分のネガティブな面を受け入れろと言われても、それが簡単にできれば誰も苦労しない。

欠点には、どうにもならないこと、変えることは可能だけれど実際にはなかなかむずかしいこと…などがあるよ。

自分を受け入れる方法は

デメリットを意識する

自分を受け入れないことのデメリットを強く意識したい。

まず、自分を受け入れないと他人も受け入れることができない、ということがある。

自己を承認できなければ、他人を承認することもできない。自分にないものを他人に与えることはできないということだ。全くできないということではないのだが、そういう場合が多くなるのだ。

他人を承認すると、自分がよりみじめになるので承認できない、ということもある。

承認しないと承認されない

自分が他人を承認しないと、他人からも承認されない。

自分を受け入れたい人は他人から認められたいはずなのに、それがかなわないのだ。

このことは、人間関係を築く上で大きな問題になる。良好な人間関係というのは、承認の交換で成立するものだからだ。どちらかが承認を拒否すると、良好な人間関係を築くことはできないのだ。

※コミュニケーションにおいて、相手が違和感を感じるようなそれになってしまう。

この人と話すと楽で気持ちがいい、また話したいとはならないよ。ということで、デメリットを考えると「自分を受け入れる」という一択になるんだ。

自分を否定しない

自分を否定することには、ほとんどいいことがない。

あるとすれば、一時的だが(自虐的な)憂さ晴らしができること、ぐらいだろうか。

もし自分を否定すると、怒りやすくなったり、嫉妬しやすくなったり、萎縮して引きこもりやすくなったり…ということになる。何か(快楽など)に依存しやすくなる、ということもあるだろう。

どうしても否定癖があり否定したいのであれば、時間制限を設け短時間で痛烈に否定するといいかもしれない。そうすると、感情にも平均への回帰があるのでリバウンドを期待することができる。

そのときは時間制限を設け短時間で痛烈に否定し、その後は否定しないようにする。

嫌なことを思い出したら

過去の嫌なできごとを思い出し、自分を否定したくなることがある。

過去の嫌なできごとが自分の背中を押し、自己否定につながることがあるのだ。

そんなときは、すぐにポジティブなことをするように習慣付ける。たとえば腹式呼吸だ。過去の嫌なできごとを思い出した瞬間に腹式呼吸をはじめる。そして、腹式呼吸に意識を集中すればいい。

腹式呼吸は血圧を下げるのでからだにいい。遠くの景色を見たりするのもいい。

遠くの景色を見ることは目にいいことだよ。当然視点も変わるよ。

肯定しなくてもいい

自分を否定しないとすれば、では「肯定すればいいのか?」となる。

だが、自分を肯定できる人であれば、自分を受け入れる方法を模索したりしないだろう。

自分を肯定するという声掛けをすればいい、とする人もいるが、自分を受け入れることのできない人は、その言葉を「嘘くさい」と否定するだろう。だから、無理に肯定しようとしなくてもいい。

自分を肯定するためのエネルギーは、自分を否定しないことに使えばいいのだ。

わたしは、自分を肯定することよりも、自分を否定しないことの方が大事だと考えているよ。ただし、「自分を許す」という呟きは有効かもしれないね。

弱さは認めたらいい

自分の弱さや未熟さ、嫌な感情などは素直に認めたらいい。

自分を否定してはいけないが、否定する気持ちでさえもまずは認めてみる。

認めることに根拠はいらない。それが自分である、ということで素直に認めればいい。

以前、自分にはこういう長所がありますが短所もあります、ということを知人に伝えたことがある。その人は「あなたがご自身の短所を的確に把握していることに驚きました」という反応をした。

短所などは人にバレているし、素直に認めてしまい「自分の課題です」とすればいい。

妬みや怒り、自分が尊重されず傷ついた、失望した…などの感情も、そのまま「これがわたしだね」ということで、受け入れるといい。

まとめ

本記事では、自分を受け入れる方法について書いてみた。

そうすることがいいことは明らかだ。そうしないと、仏作って魂入れずになりかねない。

その方法は、1)デメリットを意識する(承認しないと承認されないなど)、2)自分を否定しない、3)嫌なことを思い出したらポジティブな行動をとる、4)弱さを素直に認める、の4つだ。

まずは、自分を受け入れないことのデメリットを強く意識したい。

このデメリットをよく考えると、人生に影響を与えるほど大きいということがわかる。仕事でもプライベートでも人間関係が必ず入ってくるので、良好な人間関係を築けないというのは痛すぎる。

次に、自分を否定しないことだ。

肯定しなくてもいいので、とにかく否定しないと決める。肯定する余裕があれば、否定しないことにそのエネルギーを割り振りたい。否定癖がある人は、時間制限を設け短時間で痛烈に否定する。

ただし、その後は否定しない。荒療治だが、どうしても否定したい人はそうすればいい。

※自分を受け入れない自分を否定しなくてもいいが、改善すべき課題とはした方がいい。

今回の記事:「自分を受け入れる方法」