挨拶しない人の心理9つ|なんで挨拶できないのか

ほとんど挨拶しない人がいる。

近所にいるし会社にもいる。要は、このタイプの人はどこにでもいるのだ。

自分から挨拶したとき、相手の返しがなければイラッとする。返しを期待している分、裏切られた…と思うし、自分は相手に敬意を与えたのに、相手はそれを無下にした…何様?と思うためだ。

相手に期待しなければいいのだが、お返しがなければ腹が立つのは自然なことだ。

そんなときは、腹を立てることにかえて、相手の心理をよく考えてみよう。


挨拶しない人は

挨拶しない人とは

挨拶しない人を大きく分けると、

1)無条件で挨拶しない人、2)条件次第で挨拶する人、の2種類だ。

1)は潔く(?)誰とも挨拶しない人だ。2)は条件次第で挨拶する人だ。たとえば、相手が<自分が敬意を示すべき人>であれば、自分から挨拶する。それ以外では、自分から挨拶しないが、された場合は返す、ということはある。

2)の場合、嫌いな人などからの挨拶は無視して返さない、というケースはある。

条件次第で対応を変える人は、そこそこいるかもしれないね。

挨拶しない人の心理は



挨拶を負担に感じる

自分から挨拶すること自体が大変で、嫌だ・面倒くさい…と思う。

親しい人であればともかく、よく知らない人と挨拶をするのは困難で面倒だと思う。

たとえば、コミュニケーション能力の低い人にとっては、相手とアイコンタクトをして自分から声を出す・他人に働きかける、ということは、大仕事なのだ。普通の人に置き換えて考えると、知らない人と雑談をする、ぐらいの仕事量になるだろう。

よく知らない人と雑談をしろ、とされると、むずかしく面倒なことだ…と思うはずだ。

人により、たかが挨拶でも大仕事になることがあるんだ。

差別をしたくない…

誰とも挨拶しない人には、差別をしたくない…という心理がある場合がある。

条件次第で挨拶したりしなかったりするのは、おかしいと思う。

そういう人は、差別をしているではないか…と思う。対応に差をつけられた人は、(軽んじられたと)怒り心頭になるだろう。だから、自分は誰とも挨拶しないことで、公平な態度を維持しようとする

もちろん、すべての人に挨拶すれば公平になる、そうすることがベストだろう、とも考えるが、現実的ではない。そうすることはリソース的にできない。だから、誰とも挨拶をしないという選択をする。

完璧主義で0か1かの思考だと、こういう状態になることがある。

相手のことが嫌い

相手のことが嫌いだから挨拶しない。

嫌いな人に自分から挨拶する、という人は、めずらしいだろう。

そんな人とはアイコンタクトもしたくない、と思うはずだ。不愉快になるので、視界から相手の存在を消したいと思い、顔をしかめてそむける…というのが(嫌いな人と相対したときの)典型的な行動になる。

いい大人であればそこまではしないと思うが、嫌いな人を無視するのは普通にあることだ。

自分だけ挨拶してもらえない、という場合は、嫌われている確率が高いよ。

相手を軽視している

相手を軽視しているので、挨拶しない・できない…ということがある。

相手を軽視すると、相手のことはどうでもよくなる。

相手の言動に注意を払わなくなるため、相手の自分に対する挨拶が耳に入らないことがある。よく知らない新入社員の自分に対する挨拶をスルーしてしまうことがあるが、相手の存在を軽く見ていることが原因のひとつだ。

※子供の挨拶を大人が無視してしまう、ということもある。

相手を警戒する

相手を警戒するあまり、きちんと挨拶できないことがある。

知らない人に笑顔で挨拶されて、返したら何かの勧誘だった、ということがある。

そんなとき、相手にしつこくされ断わりきれなかったり、断わったときに、酷い捨て台詞を残された…という経験をすると、トラウマになったりする。そして、よく知らない人の挨拶など返さない方がいい、となるのだ。

そういう嫌な経験をすると、にこやかな挨拶は胡散臭い…と思うようになったりする。

笑顔の裏に下心があるのでは…と思ったりするよ。

自分に自信がない

自分に自信がない、ということもある。

自分には価値がない、と思うので、自分に挨拶してくれる人はいないと思う。

だから、誰かが自分に挨拶しても、「人違いでしょ」、「自分のうしろにいる人に挨拶しているのかな」、「自分に挨拶するはずがないよね…」として、スルーしたり、うしろを振り返ったりしてしまう。

当然相手は、挨拶したのに無視された!何だこの人は…と、憤ることになる。

皮肉なことに、自分の行動が自分の価値を下げてしまうんだ。これも引き寄せの法則かもしれないね。

合理的にしたい

合理的にしたい、という気持ちから、行動を絞ることがある。

たとえば、自分が敬意を示すべき人に対してのみ、挨拶する、という行動になる。

利害関係のある人に対しては丁寧に対応するが、そうでない人にはそっけなく対応する、ということだ。また、リソースに余裕があるときはちゃんと対応するが、そうでないときはしない、というケースもある。

人との関係に合理性を持ち込むとおかしくなるのだが、そこまでは考えが及ばない。

人には感情があるから、一方的な合理性を持ち込むとおかしくなるんだ。

必要性を感じない

そもそも、挨拶の必要性を感じない、という人もいる。

挨拶抜きでコミュニケーションをとればいいでしょということだ。

また、会社などでは、自分が考えているときに声をかけられるのは、ちょっと迷惑だ…と感じることがある。思考を中断して、対応する必要が生じるためだ。たしかに、思考中に挨拶による割り込みがあると、空気読め、となるかもしれない。

画一的な挨拶に必要性を感じない人は、結構いるのかもしれない。



まとめ

本記事では、挨拶しない人の心理について書いてみた。

自分の挨拶に対し返しがないときは、相手の心理についてよく考えてみよう。

1)挨拶を負担に感じる、2)差別をしたくない…、3)相手のことが嫌い、4)相手を軽視している、5)相手を警戒する、6)自分に自信がない、7)合理的にしたい、8)特に必要性を感じない、の8つになる。

挨拶という行動を負担に感じる人がいる。

たかが挨拶だと思うかもしれないが、警戒心の強い人、自分に自信がない人、コミュニケーション能力が低い人にとっては大仕事になる。これらの人が自分から他人に働きかけるのは、大変なことなのだ。

※挨拶のあとに、雑談があるかもしれないので怖い…という人もいる。

本文では書いていないが、強要される感じが嫌だとして、しない人もいるだろう。一方的に敬意の押売りをしてきて、こちらの敬意も引き出そうとかおかしいだろ…と思う人もいるかもしれない。

中身のないコミュニケーションの押売りは勘弁してくれ…という人もいるだろう。

このことも入れて、挨拶しない人の心理は9つとしたい。

今回の記事:「挨拶しない人の心理9つ」