努力が続かない理由8つ|努力を続けるヒントにしたい

努力が続かない、ということがある。

勉強でもスポーツでも、そういうことはあるだろう。

松岡修造さんの名言とされるもので、「100回たたくと壊れる壁がある。でも、みんな何回たたけば壊れるかわからないから、90回たたいてもそこであきらめてしまう」という内容のものがある。

この名言の中に、努力が続かないひとつの理由が示されている。

今回は、「努力が続かない理由」について書いてみたい。


努力が続かない理由は

好きではない

どこかが好きでなければ、努力を続けることはできない。

※全部ではなく、一部でもいい。

仕事であれば、対価が少なくても続けられるか…と考えてみるといい。

このブログは、始めて3か月+で記事数は約40だが、PVは0の日が多く収益は0だ。もし、わたしが収益のみを目的にして、好きでもないことをしているのであれば、この段階で書くことをやめている。

そうであれば、とても書くモチベーションを維持することができない。

どこかに「好き」がないと、努力を続けることはむずかしいよ。

得意ではない

自分の得意なことでなければ、努力を続けることはできない。

苦手なことを長く続けることは、心理面での負担が大きすぎて不可能だ。

自分が得意だと思っていることをすれば、言い換えれば、自分の特長を活かすことをすれば、「これでいいのだ…」と自分で納得できる。有能感を感じることもできるので、続けることができるのだ。

※苦手なことを続けようと思ったら、自制心がいくらあっても足りない。

得意、苦手は自分で判断できるはずだよ。

目標に問題がある

まず、適切な目標を立てていなければ、続けることがむずかしくなる。

漫然と何かを続ける…ということはむずかしい。集中力の欠如に繋がり生産性が下がる。

目標が高すぎるのも問題だ。長期目標は高くてもいいが、中期、短期ではより現実的な目標を立てる必要がある。そこで現実離れした目標を立てることは、「挫折しなさい」とすることに等しい。

努力と結果の関係は<線形>ではないので、長期目標は高くしてもかまわない。

※長期目標が高すぎて実現は無理だ・恥ずかしい…と思う必要はまったくない。

夢を見ながら地道に歩めるか…ということだよ。

確信が持てない

努力が報われるのか、確信が持てない…ということもある。

努力しても、成功するかどうかはわからない。努力は成功の十分条件ではないのだ。

努力が報われるのか、確信が持てない…となると、「この努力を続けていいのか?」と疑問がわいてくる。「もしかするとこの努力は無駄ではないのか」と思いながら努力するのは、精神的にきつい。

努力しても成功の保証がないことが正しいだけに、この疑問を払拭するのは困難だ。

正しい努力をすれば、努力を成功の十分条件に寄せていくことは可能だよ。正しい努力は、試行錯誤の中から自分で見つけるしかないけどね。

一気に変えようとする

意気込んで<一気に変えよう>とする人がいるけれど、これは間違いだ。

最初はモチベーションが高く、ばりばり努力するけれど、結果はさほどついてこない。

ブログでもそうで、最初はどんどん記事を書く。でも、記事を書いてもあまり人が来ない。そのうち、「努力しても結果が出ないではないか…」と思い、モチベーションが下がり書くのをやめてしまう。

何でもそうだが、一気に・劇的に変えようとしても、変わるものではないのだ。

コツコツ努力を積み重ねて変えていく、という手段しかないよ。

完璧を求めようとする

完璧を求めようとすると続かない。ミスや上手く行かないことが出てくるためだ。

完璧を求めるということは、気持ちを張り詰める、ということだ。そうすると切れやすくなる。

たとえば、毎日していることが、ある日できなかったとしよう。そうすると、それをきっかけに気持ちが<ぷつんと>切れたりする。そして、それまでやっていたことをやめてしまうことがある。

ダイエットをしていたが、自制がきかなくなり食べた。それをきっかけに…ということがある。

※続けようと思えば、寛容になり「ゆるくする」ということが必要になるだろう。

選択を間違えている

そもそも努力する対象の選択を間違えている、ということがある。

先に書いた「好きではない」、「得意ではない」ことをしようとする、ということがある。

また、人の目を気にして選ぶ、人に評価されるから選ぶ、ということもある。その裏には、「自分を良く見せたい…」、「誰かにすごいと思ってもらいたい…」という下心があるのかもしれない。

自分の内面と真摯に対話することなく決めてしまうと、選択を間違えやすくなる。

継続できそうにないことに突っ込んでしまうこともあるよ。

上手く休憩していない

負荷+休憩で成長する、という考え方がある。

勉強でもスポーツでも、「負荷+休憩」が1セットで、これを繰り返すことにより成長する。

休憩を上手くとれない人は、根を詰めすぎて疲弊してしまう。そして、「もう限界だな…」と勝手に限界を感じる。その気分に嘘はないが、上手く休憩していない、という現実を見過ごしている。

だから、もう限界なのでやめよう…と感じたときは、休憩のとり方がどうなのかと考えたい。

負荷と休憩のバランスを見直すことが大事だよ。

まとめ

今回は、「努力が続かない理由」について書いてみた。

その理由を知ることは、努力を続けるためのヒントになるだろう。

1)好きではない、2)得意ではない、3)目標に問題がある、4)確信が持てない、5)一気に変えようとする、6)完璧を求める、7)選択を間違えている、8)上手く休憩していない、の8つだ。

冒頭で紹介した松岡修造さんの名言が指摘しているのは、「確信が持てない」になる。

100回たたくと壊れる壁、なんてことは、たたいている本人にはわからない。90回たたいていても、300回たたかないと崩れないのでは…と思うと、ここでやめた方がいいなとなるだろう。

100回たたくと壊れる壁だとわかっている人からみれば、「あきらめるなんてもったいない」、「そのままたたき続けるべきだ」と思うが、その人にとっては、やめることが合理的な判断なのだ。

したがって、この「確信が持てない」という問題は、とてもむずかしい問題だと思う。

今回の記事:「努力が続かない理由」