失敗したらどうしよう…と、不安になることがある。
スピーチやプレゼンだと、自分の評価が下がってしまう、他人の自分を見る目が悪い方に変わってしまう…と思い怖くなったりする。確かに失敗すると誰も構ってくれなくなることはある(笑)。
だが、「失敗してもいい」と思うことが正解になる。
失敗してはいけない
失敗してはいけない
失敗してはいけない…と強く思うと、どうなるのだろうか。
スピーチやプレゼンでは、その思い(重い)が緊張の原因になり、逆に失敗してしまう。
※失敗に意識が向いて、そこが自分の中で成長してしまう。
そのことにリソースをかけすぎてしまい、リソース配分のバランスがおかしくなる。チームで行う仕事では、自分はもちろんだが、仲間に対する要求の水準も高くなり、軋轢が生じやすくなる。
いわゆる「遊び」がなくなるので、失敗しやすくなるし空気がピリピリと緊張するのだ。
失敗してもいい
失敗はつきものである
失敗というのは、「つきものである」と思った方がいい。
行動するとついてくる。難しい行動だけではなく、やさしい行動にもついてくる。
先日、ペーパーワークをしたのだが、これまで何度もやったことのある作業で、一度もミスをしたことのない作業だった。だがそのときはやらかした。ダブルチェックをしたにもかかわらずだ。
手慣れた作業でこれまで全くミスがなくても、ミスをしてしまうことがあるのだ。
試行回数が多くなると、確率が小さくても起こってしまうんだ。
むずかしいことをすると
むずかしめのことに挑戦すると、当然失敗することになる。
ブログを始めて1年間で(月間)10万PVを達成する、という目標を立てたとしよう。
※バズりなしで10万PVということ。
10万PVというのは高いハードルなので、超えることはむずかしい。このブログを始めて2か月半で33記事程書いているが、1日のPVは0~30だ。この調子ではとてもクリアできない。
10万PVを達成するためには、1日あたり3333PV以上が必要になる。
このように、むずかしめのことに挑戦すると、当然失敗する確率が高くなる。
失敗しない人は…
わたし失敗しないので…という人はいる。
失敗を失敗と認知しない人か、チャレンジしない人のことだ。
※口だけの人か、映画やドラマの世界の人もそうかもしれないが。
チャレンジしない人は、ほとんど失敗をしない。自分ができると確信していることだけをやれば、失敗する確率は低くなる。それでも失敗することはあるのだが(笑)、確率は低くなるだろう。
※低い目標を立てれば、かんたんに達成することができるだろう。
失敗した方がいい
小さな失敗は、どんどんした方がいい。
人の失敗に対する反応は大きなものだ。失敗すると「ちくしょう」と思う。
心底「ちくしょう」と思えば、それは大きなエネルギーになる。わたしも仕事で失敗した時、失敗を防ぐための創造的な方法というものを思いついたことがある。失敗したから思いついたのだ。
つまり失敗は、ちょっとしたイノベーションを起こすきっかけになるのだ。
そのときは自分の馬鹿さ加減がほとほと嫌になり、強烈に集中して考えたよ。集中力を究極まで高めれば、本質に迫ることができるんだ。
失敗は改善に繋がる
失敗というのは、「改善」につながる。
イノベーションを起こすきっかけになるが、小さな「改善」にもつながる。
※後者の方が一般的だろう。
先に、慣れており、これまで全くミスをしたことのなかった作業でミスをした、という話をした。その後だが、間違えやすい箇所を特定し、チェックリストに濃淡をつけるという改善を行った。
間違えようがない部分は「淡」でいいのだ。同じレベルで扱う必要はない。
責任が持てればいい
失敗は、自分で責任を持つことができればそれでいい。
受験に失敗した、就職・転職などに失敗したとすると、大きな失敗だと思う。
だが、その失敗の責任は自分で負うのだから問題ない。現状を受け入れ、そこを出発地点として新たな旅をすればいいだけだ。上手く行かない方法を学んだぐらいの感じでいいのだろうと思う。
※失敗の原因、何がいけなかったのか…ということは、分析する必要がある。
失敗したら恥ずかしい
失敗したら恥ずかしい…は、もうやめた方がいい。
逆に、「失敗しないことが恥ずかしい」ぐらいに思った方がいいだろう。
人がどう思うかより自分の成長を考えた方がいい。あるプレゼンで失敗した人が、次回のプレゼンで見事に立て直したことがある。この人は、失敗したことが恥ずかしいとは思っていなかった。
失敗の原因を分析して改善したため、2度目のプレゼンは成功したのだ。
失敗が自分の課題を浮き彫りにした、ありがたい…と考えた方がいいよ。
まとめ
失敗してもいいと思うことが正解になる。
その理由は、1)失敗してはいけないと思ってもいい結果にはならない、2)行動に失敗はつきものである、3)失敗はイノベーションにつながる、4)失敗は改善につながる、ということだ。
失敗しないように…としても、失敗する。
完璧主義でリソースを惜しみなくつぎ込めば、失敗の確率を小さくすることができる。だがいろいろなコストがかかりすぎる。そうすることが適しているのは、本当に失敗できない場面だけだ。
自分が責任をとれないような大きな失敗をしてはいけないが、小さな失敗はどんどんすればいい。そうすることが、改善やイノベーションにつながる。ひいては、自己の成長につながるだろう。
※改善の積み重ねで人生はいい方に変わるし、1発のイノベーションでも同様に変わるだろう。
今回の記事:「失敗してもいいと思うことが正解」