PDCAを回す…自分用に使える形にして回す

PDCAを回すといい、という話を聞くことがある。

ビジネスシーンではずいぶん前から言われていることで、PDCAは古いとか、もはや役に立たない、とする意見もあるようだ。だが、PDCAは基本的な話なので、自分が使える形にすれば十分使えると思う。わたしは、PDCA⇒DCA⇒DCA…と回せばいいと思っている。

今回は、実践的なPDCAの回し方について書いてみたい。


PDCAとは

PDCAの意味は

まずは、PDCAの意味から確認していこう。

PDCAとは、Plan, Do, Check, Action のサイクルのことだ。

わたしは、「A」をAction と覚えているが、Act とすることもあるようだ。

それぞれの意味は、計画、実行、評価、改善となる。最後の Action だけ名詞形なので、形を揃えるために Act とすることもある。個人的には、Action を「改善」とすることに違和感がある。

Kaizen は英語化しているので、Action ではなく Kaizen でいいのではないかと思う。



PDCAの目的は

PDCAを回す目的は、行動を改善してより良い成果につなげることだ。

自分の能力も外部環境も、日々刻々と変化する。ゆえに、最善の行動、正しい努力というものも、日々刻々と変化する。自分の行動と最善の行動には、常にずれが生じる…ということだ。

そのずれを少しでも小さくするためにPDCAを回す。PDCAを速く回さなければ、ずれはどんどん拡大する。ただ、速すぎても評価にエラーが出る。このあたりの加減はむずかしい。

回すスピードが遅すぎても速すぎても、良い成果につなげることはできない。

自家薬籠中の物にする

自分が使える形にする

PDCAは、自分が実際に使える形にして実践しないと意味がない。

まず、「P」だが、どのような行動が有効か、自分なりに仮説を立てる。

新規にブログを立ち上げて、1年間で「20万PV/月」を集める、ということで考えてみよう。

この高い目標を達成するためには、ある程度の記事数が必要だ。ただし、何記事書けばそうなる、という保証はない。そこで、とりあえず、毎日記事を書けばいいのではないか、とする。

目標を達成する最善の行動が「毎日記事を書くことではないか」とする。

仮説に基づき行動する

仮説を立てれば、その仮説に基づき行動する。

評価は毎週行うとし、1週間全力で行動する。「全力で」というところがポイントだ。

記事を書く時間帯は好きにしていい。朝に書いてもいいし、夜に書いてもいい。ただし、書くときは集中する。だらだら時間をかけず、集中して書き上げる。自分が既存の情報にない新しい価値を加える、という気持ちで書く。自分が持っているものを総動員して書く。とにかく全力を出す。

仮説を疑えば、やる気が落ちてしまうので、この時点では仮説は正しい…として動く。

全力を尽くせば、疲れるけれど得るものも大きくなるよ。

行動を評価する

1週間全力で行動した後に、その行動を評価する。

定量的なデータは、記録して行動との因果関係を探る。ただし、努力はすぐには成果として現れない、ということがあるので、すぐに結果が出なくても「仮説が間違っている」ということにはならない(長いスパンでも評価する必要がある)。

定性的なデータも評価したい。

夜書くよりも、朝書く方が頭がよく働くので書きやすい、短時間で書ける、ということがあるかもしれない。書くための十分な時間を確保できない、ネタに苦労する、書くこと自体が目的になってしまう、毎日だと記事の質が落ちる、ほかのことができない、という問題点に気が付くかもしれない。

上手くいかなかったときに、新規の情報がとれる。この情報の価値は思うより高い。

定量と定性、両方のデータを集めて評価すればいいよ。

改善して行動する

評価が終われば、よくない点を改善する。

朝に書く方が頭がよく働くので書きやすい、ということであれば、午前中に書くことにする。

書くための十分な時間を確保できない、ということであれば、時間をやりくりして書く時間を作る。書くネタに苦労するのであれば、自分のアンテナを高くし情報に対する感度を上げる。書くこと自体が目的になるのであれば、本来の目的を目の前に書いて貼っておく、という改善をする。

気付き次第、マイナーチェンジをすればいいんだ。

成果が出なければ…

PDCAを何度回しても、思うように成果が出ないことがある。

そんなときは、仮説を大きく変えるしかない。<ピボット>するのだ。

たとえば、毎日2千字の記事を書いても成果が出ないのであれば、書く頻度を下げて4千字の記事を書くようにしてみる。新規に書くのをやめて、リライトに注力してみる、ブログのプラットフォームを変えてみる、など打つ手はいろいろある。成果が出ないときは、ピボットするときなのだ。

打ち手がなくなった…と思ったら、ピボットするタイミングかもしれない。



上手く行かないは…

上手く行かない、努力が成果に結びつかない…は、情報である。

上手く行かない方法や成果に結びつかない方法を学んだ、とすることができる。

上手く行かないということは、自分の行動と最善の行動の間のギャップを埋めることができていない、ということだ。その方法で埋められない、ということがわかれば、まずはマイナーチェンジを重ねるしかない。マイナーチェンジでだめなら、メジャーなチェンジを志向しなければいけない。

無駄な努力は、サンクコストとして処理する。ただし、別の形で活きるものだ。

上手く行かないという情報を活かすことが大事だよ。

まとめ

今回は、実践的なPDCAの回し方について書いてみた。

わたしは、PDCA⇒DCA⇒DCA…と回せばいいと思っている。

つまり、仮説を立てる⇒仮説に基づき行動する⇒行動を評価する⇒改善策を考える⇒行動する⇒行動を評価する…という具合だ。1サイクルまわすごとに、新たな計画を立てる必要はないだろう。

PDCAを回すことをやめてしまっては、そこで終了だ。

だめなのは、数回回して成果が出ないのでやめてしまう…というケースだ。また、マイナーチェンジしても、成果が出ないので疲れてしまう…ということもある。そんなときは、メジャーなチェンジをする、という方法もあるので、失敗は情報として取り込み、あきらめないことが大事になる。

失敗するたびに、正解に近づいている…ということを忘れないようにしたい。

今回の記事:「PDCAを回す…自分用に使える形にして回す」